どこまで頑張って良いの？ → その後 - 東京・心理カウンセリング・ハルモニア

どこまで頑張って良いの？

一生頑張ってはイケナイの？やりたいことも出来ないの？

　　　　　　　→ その後

「カウンセリングルームハルモニアです！」と電話を受けた私に、

「Mです！先生、今母が運転中で出られなので、私が代わりに話します！先生、私元気で過ごしています。　次回10月の予約のままでお願いします！！」

と電話口から響く明るい声を聞くと、思わず微笑んで嬉しくなってしまいますね。

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以前7月に書いた記事で、

「どこまで頑張って良いの？一生頑張ってはイケナイの？やりたいことも出来ないの？」

の記事に登場されたクライアント様です。

彼女は、親御さんの車で、高速を使って片道4～5時間かけていらしてくださっております。　8月の、お盆開けから、センションの間隔が開いてきて、今回は1か月後のご予約をお取りいただきました。

それでも親御さんの

「そんな間隔を開けて大丈夫でしょうか？」

との心配から、

「セッション後の様子で、まだ心配でしたら、連絡ください、問題があるようでしたら、その間にご予約を入れましょう。」　とお話しをしておりましたが、その回答のためのお電話でした。

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彼女とのセッションを振り返ると、様々な問題がありました。

現時点で詳しくはお伝えできませんが、様々な問題をクリアしてきました。

彼女の問題は、

⚫熱を出しても、どんなにヘトヘトになっても、どんなに辛くても、周囲の期待に応えて頑張ってしまう。

⚫自身で本当にやりたい事は、何なのかわからない。わかっても自身でやりたい事をやるのに躊躇する、出来ない。

⚫周囲の期待に頑張りすぎる反面、無理だと思っていることでも、無理です、嫌です、とも言えず体調を崩して動けなくなくなる。　そして実際に病気になってしまう。

⚫優等生をしてしまうため、同級生にいろいろ言われてしまう。

など他にも様々問題がありました。

このお電話を振り返り、ここまで早期で回復が進んできていることに、喜びを込めて、この記事を書かせていただきました。 f:id:harmonia-cr:20180921131508j:plain

カウンセリングルームハルモニアで行なっております、カウンセリング・心理療法は、認知行動療法のパターン化された自動思考を認知行動療法の理論を使いつつ、穏やかにリラックスした状態で、潜在意識の深い部分、認知行動療法で言うところの、コアスキーマーの部分へダイレクトにアプローチを行う心理療法を取り入れているため、様々な精神疾患やうつ病の方々の症状をお持ちのクライアント様に早い回復へと向かわせていただいております。

認知行動療法を希望なさる方も多い昨今です。　お話を伺うと、皆さま様々にパターン化された思考をお持ちです。

⚫頭では嫌、ダメだとわかっていてもやめられない。

⚫私はいつも運が悪い。

⚫なぜわたしは周囲の人に恵まれないのだろう。

⚫もっと頑張らないとダメなのに、もう頑張れない。

⚫頑張らなくても要領よく生きている人はいるのに、私ばかり損している。

など皆様、色々なパターン構造に縛られて、それでも何とかやり過ごせていればいいのですが、ストレスは刺激です、ストレスフルな状態になり、それらを押し戻す、対処するなど方法が無く、またはうまくいかずに、眠れない、不安、落ち着かないなどから始まり、段々に心身に問題症状が出ている方も多くいらっしゃいます。

カウンセリングは、傾聴技法が基本ですが、問題を明確にして、上記のようなパターン構造になっている問題に直接フォーカスする事で、早期に解決、心身の回復へと向かいます。

尚、末尾に、認知行動療法についての資料を添付しておりますので、ご興味のある方はご参照ください。

長いこと苦しんでいる、うまくいかないと悩んでいらっしゃる方にも、今お困りの方にも、お気軽にご相談くださいませ。

カウンセリングルームハルモニア

加藤佳子

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うつ病の認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル

厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「精神療法の実施方法と有効性に関する研究」より引用

【認知療法・認知行動療法とは、人間の気分や行動が認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした構造化された精神療法です。

精神科の治療方法としての認知療法・認知行動療法は、1970 年代に米国の Aaron T Beck（アーロン・T・ベック）がうつ病に対する精神療法として開発したものです。その後、認知療法・認知行動療法は、うつ病はもちろんのこと、不安障害やストレス関連障害、パーソナリティ障害、摂食障害(神経性大食症)、統合失調症などの精神疾患に対する治療効果と再発予防効果を裏づける優秀なエビデンスが多く報告されてきたことから、欧米を中心に世界的に広く使用されるようになりました。また、精神疾患以外でも、日常のストレス対処、夫婦問題、司法や教育場面の問題、などその適用範囲は広がりを見せています。